
鋼の錬金術師(21)ガンガンC
ISBN:9784757524392
著者 :荒川弘
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著者いわく最終章(のようなもの)に突入した
鋼の錬金術師の最新刊をやっとこさ購入。
比較的マニアックなものを書いて、売れ筋(王道的)なコミックのレビューはみんな書いてるからやめておこうと思っていたけど、いやいやこいつぁほっとけないですな。
約束の日に向けて各勢力が各々の思惑の為に準備、裏工作等を繰り広げる!
ってのは20巻からの流れと同じで基本的にはそんなに派手な展開ではないです。
しいていえばランファン復帰!ランファンつぇぇぇぇ!ランファン格好いぃぃぃぃぃ!!!ってくらい。
だが、それがいい!
少年誌的に毎週何かしら戦っていて
A「これが私の本気です」
B「私はその倍強いです」
A「実は実力を隠してました」
B「私もまだ本気ではありません」
A「体に反動が来ますが飛躍的にパワーアップする術を使わせていただきます」
B「ならば私も拘束具を外します」
A「秘められた力が覚醒しました」
B「私は特殊な種族の血を引いており、ピンチになるとその血が力をもたらします」
A「覚悟によって過去を断ち切ることで無意識に押さえ込んでいた力が解放されます」
B「愛する人の想いが私を立ち上がらせます」
なんてジ○ンプ的な展開ではないだけ、少年誌連載じゃない感じ
B6サイズで出ていても違和感がない。
ってかむしろB6サイズで出してくれ!
話は戻してこの作者の好きな所はどシリアスな展開の中でもギャグを織り交ぜるところ。
今回の表紙の通りアルがプライドに体を乗っ取られた時のエドのセリフ
『は、反抗期!?』
そうくるかw
雰囲気がふっと緩くなる瞬間。
ま、その後すぐに緊迫した雰囲気に戻るのだが、そのバランスが絶妙!
それと、伏線の張り方が上手ですよねぇ荒川氏は。
寒冷地仕様のオートメイルの使い方とかは考えていたんだろうなぁ…
ちゃんと話を組み立てていて好感度が高いです。
毎回『お~!あれはこういう事だったのか!』と思わせるものが何かしらありますしね。
それと安心したのが著者が最終章(のようなもの)と明言した事。
いや、(のようなもの)とは入っているけどちゃんと最終章なんでしょう。
本誌の発行部数減等の大人の事情で連載がノビノビになり話がグダグダになる事はなさそうだ。
ぜひとも作者の意向通りに話を結んでほしいと思うのであります。
って全然21巻の感想になってないや…まぁここは鋼の錬金術師が好きですよって事で。
原作に沿った話になると言われているアニメの新シリーズにも大期待!!
きっとアニメ放送に合わせて原作も終わるんだろうな…
綺麗に終わって欲しいやら、終わって欲しくないのやらw
あ!後はお約束の巻末4コマ&カバーを外した表紙、表4、今回のの訃報背表紙は見てのお楽しみ♪
お気に入り度:★★★★★



